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 第11回   多頭飼い
今回は、多頭飼いについて考えていきたいと思います。

最近、小型犬を2頭3頭と引き連れて、お散歩している姿をよく見かけます。
例えば、チワワを3頭連れてのお散歩を遠目に見ると、チョコチョコタカタカと
おすましして歩いている姿が大変愛らしく感じられます。
ところが、私とうちの子たちが近づいてきたことに気が付いたとたん、チワワ3頭共が、それはそれは恐ろしい吠えまくり様で、中でも1頭の子は、この世の終わりとでもいう程のパニック振りでした。
飼い主さんは「大丈夫だから!怖くないから!」と、抱き上げてなだめすかしていました。

また別の例では、ダックス2頭がフレキシブルリード(最長5mまで伸びるリールのようなリード)をつけて、1頭は歩道の右側、もう1頭は歩道の左側を歩いています。飼い主さんはご自分のワンコたちの5m後ろです。

絶賛の例もあります。
皆、保護犬なのだろうと思われますが、MIX犬ばかり5〜6頭引き連れて、しかもどの子も引っ張ることなくリードはたるんだまま、その中の1頭は、前足が片方ありませんでしたが、とっても意気揚々と楽しそうに歩いていました。私は運転中にその光景を見たのですが、その方に、そのような散歩の極意をお尋ねしたい衝動にかられた程です。

1頭飼いのメリット・デメリット、多頭飼いのメリット・デメリットは、挙げたら切がありません。
1頭の犬でさえ、飼う価値のある人ない人がいるのだから、多頭ともなると、飼う価値のある人の確率は更に低くなると言うのが私の思うところです。

では、1頭飼いと多頭飼い、何がどう違うのか、何が難しいのか、ということについてお話していきますね。


まずは、私が思う1頭飼いのいいとこ・・・

1. 食費代・病院代・お手入れ代などなど、ワンコにかかる費用が1頭分で済む
(ちなみに私はワンコ1頭につき、年間20万円掛かると思っておいていただきたいと思ってます。老犬になった時やいざという時の為の積み立ても兼ねて)

2. しつけやトレーニングに要する時間が1頭分で済む。
言い換えれば、1頭の子にたっぷり時間を費やしてあげられるか、もしくは
飼い主さんは1頭分のしつけやトレーニングをすればいいのだから、仮に1頭
に要するしつけの時間が30分なら、30分だけ犬のトレーニングをすればよい

3. どこかへ連れて行くとき、2頭は大変でも1頭なら気軽に連れて行かれる。

4. 飼い主は、1頭の子に、愛情を一心に注いであげられる。

5. 犬は、飼い主から、一心の愛情を独り占めできる。

挙げたら切ありませんが、とっても大雑把なとも言えるし、究極とも言えることを挙げてみました。


では、これが多頭飼いになると・・・

1. 食事代・病院代・お手入れ代などなど、2倍3倍に跳ね上がる。

2. しつけやトレーニングに要する時間が頭数分掛かる
言い換えれば、犬が2頭いるとして、1頭に掛かるトレーニングの時間が30分なら1頭15分しかトレーニングできないか、2頭で1時間かかるかである。

3. どこかへ連れて行く時、例えばドッグランでも知人の家でもペンションでも
結構大変になる。

4. 飼い主は、愛情がそれぞれの子にそれぞれ一心に注いであげたい思いはあるが、分散せざるを得ないことがある。
                     
5. 犬は、同居の他犬をいつも意識して「自分が自分が」と割り込んではくるものの、愛情を独り占めできないのが常である。

多頭飼いされている方、「納得」って思っていませんか?


では次に、多頭飼いのいいとこ・・・

1. 留守番させる時、「淋しくないだろう」と飼い主が安心できる。

2. ・・・

3. ・・・

4. ・・・

5. ・・・

2番目以降なのですが、多頭飼いのいいとこ、思い浮かばないのですよね。
ならば、3頭いる私はどうなのか?と問われれば、「しあわせ」と即答できます。
でも、「大変」なのも事実です。
お金も掛かるし、トレーニングに要する時間も掛かるし、気軽に全員連れて行くことが難しいので、必ず留守番犬が出てしまうし、もし、1頭しかいなければ、もっともっともっと、その子にいろいろ掛けることができて、もっともっともっと優秀な犬にしてあげられるだろうに・・・と、思うことも多々あります。

そうは言っても今現在3頭いるので、この状況で、いかに楽しくしあわせに暮らしていかれるかの方が大事なことですし、「大変」ですが「大変」なんて言ってはいられません。

多頭飼いで大切なことは、犬同士の相性だと思います。
念願の2頭目を飼ったはいいけれど、相性が悪くて威嚇しあったり、威嚇ならまだしも噛み合いの喧嘩になったり、結局部屋を別にせざるを得ない場合が結構あります。
先住犬に社会性がなく犬嫌いな場合、新米犬を受け入れるのは苦労することでしょう。

特に去勢していない雄犬の場合、トイレトレーニングはしっかりできていたはずが、家の中でもマーキングするようになる場合が多いです。
新米犬が来たことによって、家の中は自分の縄張りだったはずが、それを侵される危機感を感じて「ここは俺様の縄張りだ〜!」と縄張り確認の本能によるマーキングです。
新米犬も負けてはいられません。
「違うもんね、ここはボクの縄張りだもんね」とマーキングします。
家の中はオシッコのかけあいとなるわけです。


多頭だと、留守番が淋しくないだろうとお思いの方もいらっしゃると思いますが
留守番中は、犬はほとんど寝ているもので、犬同士で楽しく遊んでいるなんてこと、ほとんどありません。

先日など、私が帰ってみると、ダルメシアンのアリスの顔が血で染まっていました。
おそらく骨の奪い合いをしたのだと思います。今までは留守番中に骨を与えて出ても、骨が3つともアリスの陣地にあり、食い意地の張ったアリスがコマとトロの分を奪っていたのでしょう。

けれども先日は、アリスの陣地に骨はなく、コマとトロのハウスの中にありました。いつも骨を奪いに来るアリスの喉下に反撃の犬歯が伸びたに違いありません。

かわいそうに、アリスの喉にはプチッと歯の痕があり、顔は血で真っ赤でした。
幸い、「噛む力の抑制」が入っていたので、大事には至りませんでしたが。

今まで大丈夫だったからと、過信した私がいけないのです。
うちの子たちでさえ、ボス(曲がりなりにも私です)がいなければその間に噛み付き合って怪我を負うことがあるのです。

なので、まして相性が合わなかったりする場合、フリーな状態で留守番させるのは非常に危険です。
結局、別々の部屋かケージに入れるのであれば、留守番が淋しくないないだろうとか、楽しく遊んでいてほしいという希望は消えるわけです。


ものすごく躾の行き届いた先住犬であれば、新米犬はある程度真似ることもありますが、ある程度です。

新米犬があまりにも落ち着きがなく先住犬にちょっかい出していれば、どんなに躾が行き届いた犬でも、嫌気がさして吠え立てるようになったり、ガブリの一撃だってもちろんあるわけです。
無視を決め込み険悪な空気に包まれたりすることもあります。
一過性のものならいいのですが、ず〜っとということもあり、何のための多頭飼いなんだか・・・ということにもなりかねません。

躾の行き届いていない先住犬の場合、2頭目を迎えた後、それはそれは飼い主さんは苦労するはずです。
先住犬が吠えまくれば新米犬も吠えまくる。
新米犬がオシッコをそこいらですれば先住犬もその上をかけてまわる。
先住犬がお散歩の時引っ張るのであれば、新米犬も負けじと引っ張る。

いいことはさほど真似しないくせに、悪いことは更に上を狙うかのように真似しますね。
いいこと、悪いことというのは、人間にとって好ましい行動か好ましくない行動かというだけで、犬にとってはいいか悪いかなんて知ったことではありません。

人間にとって好ましくない犬の行動は、犬にとってはむしろ自然で楽しいことなのです。

つまり、ただ犬が好きだからとか、にぎやかでいいだろうとか、まして、犬同士楽しく遊んでほしいとか留守番が淋しくないだろう、などと言う理由は、全く持って多頭飼いを望む理由としてはお門違いであるように思います。

相性が合わなくて喧嘩ばかりする可能性があること、お互いオシッコを撒き散らす可能性があること、犬に掛かるお金や時間が倍増すること、などなどをしっかり踏まえて、それでも覚悟の上で新米犬を受け入れるのであれば、それはそれですばらしいと思います。

ある方の例ですが、どうしても2頭目がほしくて、私に散々口やかましく、「大変ですよ〜」と言われながらもやはりほしかったのでしょう。

そのかわり、それはそれは真剣に、飼う前から私のアドバイスをしっかり守り、飼った後もしつけ面や先住犬との関係をいいものにしようと一生懸命取り組んでくださっています。感心極まりない程です。

でも、それだけ真剣に考えて実践していただくことができなければ、私は犬たちがかわいそうな気がしてならないのです。
1頭の時は平和だったのに、2頭になったらすごく大変で、こんなはずではなかった、なんて思われたら、犬にとってもいい迷惑ですよね。

本能でオシッコ撒き散らしちゃうだけなのに、マーキングの本質を知らない自分を棚に上げて犬をしかりつけたりすれば、犬だって冗談じゃない!って思いますよね。

またある方は、犬の命を救うべくそんな愛犬家の方で、里親の会から犬を引き取り、2頭目を引き取ってみて、あまりの性格の違いや相性の合わなささに困惑されて、私に連絡をいただきました。
ほうっておけば、しょっちゅうバトルです。
容赦なく歯を立てます。吠えなかった先住犬が、2頭目の子が吠えているのを制御しようと吠えるようになりました。

2頭目の子は、降参のふりして相手に隙ができたらガブッとやるそうです。
さぞかし飼い主さんは、こんなはずではなかったと思われたことでしょう。
けれども、諦めたり犬たちに八つ当たりするなんて微塵もなく、とにかく少しでも改善できたらと、それぞれの子をよく観察してますし、トレーニングも継続していただいています。

その根気たるもの、本当にすばらしいです。
その方は、そうですね〜、犬がかわいくてなんとなく飼うというのではなく、明日はなかってであろうその命を救い、その命を慈しみ、その命を全うさせることが使命であり幸せでもあると、思っているような方で、私も見習わなければと思うことが多々あります。

多頭飼いをするということは、そこまでのことができるかどうか、その覚悟があるかどうかということなのです。
1頭の犬の躾もままならないのに、果たして2頭3頭の躾ができるでしょうか?

1頭の犬との信頼関係もなっちゃいないのに、果たして2頭3頭の犬から信頼を寄せてもらえる確固たるボスになれるでしょうか?

そんな大袈裟な!とお思いの方もいらっしゃると思いますが、でも、くれぐれも、多頭飼いして「こんなはずではなかった」と1頭を外飼いにしてしまうとか、叱りつける、暴力を振るう、邪険にする、ということはやめてください。

多頭飼いは、楽しそうに見えて実は本当に大変なことだと肝に銘じておいてください。

でも多頭飼いは、本当に大変なことではあるけれど、躾次第ですばらしいものにもなりうることも事実です。継続の根気・継続の努力・継続の愛があれば・・・
ちなみに私はやめられません・・・多頭飼い・・・

では・・・
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